多剤併用(polypharmacy)について発表したことがある。今から7年前、S氏に誘われて精神神経学会でシンポジストを勤めた。この学会に行ったのはこのときだけ、そもそも会員になったことは一度もない。
そのときのスライドを発掘したので見返してみた。タイトルが「プライマリケアから見た精神科薬物療法」となっているのは、当時は在宅医療が仕事の中心だったこともあるが、向精神薬の身体や生活への影響を訴えたかったのだと思う。
今ならもう少し別の論じ方をするかもしれないが、これはこれで悪くない。特にPillayの2002年の文献から引用したpolypharmacyの要因(10枚目のスライド)が15年後の日本にも当てはまることに苦笑。卓見と言って済ませてよいのかどうか。
今の観点も加えて、このスライドをもとに改めてpolypharmacyについて考えてみたい。
追伸:polypharmacyを「薬漬け」と言うと一般市民には通りがよさそうだが抵抗がある。一方「多剤併用」はメディアでは使われてないように思う。どういう訳語がいいのだろう。